鳥塚史郎先生の最終講義

去る2024年2月1日(木)15:00〜16:30に,鳥塚史郎先生の最終講義がA棟大講義室(A101)にて行われました.来場は学内関係者に加え,学外からも多くの参加者があり,計137名の参加者のもと,最終講義は行われました.

 鳥塚先生は約10年間本学に在職されました.最終講義では,愛犬との写真からはじまり,先生の学生時代から物質・材料研究機構在職時までの華々しい研究成果やご苦労されたエピソードなどをお話しされました.また講義の後半は,兵庫県立大学でのご研究と卒業生との楽しい思い出を振り返り,精力的に進めてこられた高強度鋼板のご研究等の変遷を紹介されました.SPring-8を利用したビッグサイエンス,結晶粒微細化とセメンタイトメタラジーを駆使した新規高強度鋼板の力学特性向上,転位のキャパシティーと増殖速度からの変形機構の解明など,素晴らしい研究成果に,聴講していた学部生も興味深く最終講義を聴いていました.最後に,「学生の皆さんと楽しんで研究を行うのが一番」というお言葉で最終講義を締めくくられました.質疑応答の後に,材料・放射光工学専攻,卒業生らから花束贈呈がありました.

 平日夕方にも拘わらず,150名近い聴講とオンライン配信での視聴もあり,本学における教育者並びに研究者としての先生のご貢献がいかに大きいかを思わせる講義でした.今後のご健康とご発展をお祈り申し上げます.

材料・放射光工学専攻 土田 紀之

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