うるう会2018 春古老の花の宴

 第21回うるう会(M31)姫路城花見宴は平成30年4月4日に行われました。暖かい青空の日差しの中、東は名古屋、西は下関から12名が集まり(昨年は13名、生存者26名のうち半数の出席)。
「志高遠」の道を歩んで来たもの、自分の様に、平凡な道を歩んで来たもの、共に集い、語り合う喜び、本当に今日迄、元気で生きてこれてよかったなぁ、お前と背をとり合って喜ぶ・・・。
 太く半分朽ちた桜の木の幹からも新しい枝を出し美しい花を咲かせ迎えてくれました。
 その桜の木陰で、ビールやお茶で乾杯、そして食事、弁当の中に花びらがちらちらと落ちて年老いた我々を励ましてくれました。「もっと元気を出してね」・・・と。
 振り返れば懐かしいお城、白く塗り替えられた姫路城は、凛として父のように強くそびえ、又、母のように、優しく微笑んでくれます。この城をみると、長かった人生を、懐かしく、又、いとおしくも思われます。お城よ、本当にありがとう。
 友との話は、つきない中、老化の話、物忘れ、耳が遠くなり補聴器をつけたもの、トイレが近い、腰が曲がり歩くのも遅い・・・。でも心は青春に帰り花が咲く・・・。
 広い桜の木陰で集う多くの人々の中でも、我々仲間は、一番の年寄りグループ、人生八十五年生きて来た我々仲間の話は尽きない。
 身体は老いても、懐かしい友と語り合えば、若き日は返ってくる。友よ、ありがとう。
 帰り路、姫路駅前でコーヒーを飲みながら残る話をし、又 来年も元気で会おうと約束し、帰路につく、懐かしい友に幸あれと祈りつつ・・・。  
礒野 正孝(M31)
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