第42回進路就職指導講演会開催
2018/2/15(木) 13時より第42回進路就職指導講演会が、今年からA棟の大講義室を使って実施され、多くの学部3回生と修士1年生が参加しました。姫路工業倶楽部から若手技術者として、シスメックス株式会社の青野圭様(C18)、役員経験者として株式会社 デンソーテンの敬島治様(F59)に自身の進路選択、就職活動、社会参加の意義などについて、自身の体験、経験を振り返りながら講演して頂きました。毎年、就職活動開始のトリガーとしての位置づけが定着しております。
最初に、寺林理事長が挨拶。講演会の狙いに加え、「姫路工業倶楽部」の名前を知っている方に挙手を依頼も数名しか手が上がらないことを踏まえ、姫路工業倶楽部の活動をまとめたチラシを使って紹介しました。特に、
1)就職活動への支援として、企業の様子を詳細に知りたい学生に対して、更に理解を深めてもらうために、その企業に勤めている姫路工業倶楽部会員を紹介する活動、
2)住所変更届けを出すことでいつでも友達と繋がる状況を確保してほしい
3)会員専用のFB活用
について詳細説明を行い、最後に、姫路工業倶楽部について
1)名前を覚えていただくこと 2)学生さんが会員であること 3)利用してほしいこと
をお願いし挨拶とされました。
次にキャリアセンター長の井上先生が講師を紹介されました。
【講演1】
青野 圭氏
(C18:シスメックス株式会社 第一エンジニアリング本部 主任)
演題:「夢から現実へ ~挫折?いや、成功への必要な糧~」
・夢の意味:漠然と思っている将来像
(将来何十年に影響することなので、夢を実現できるか真面目に就活することをお勧めします!!)
・夢を実現するために、1)就活のための軸を設定する 2)企業を分析する 3)自己を分析する ことが重要。その自己分析には、PDCAサイクル(社会人になっても非常に重要)を回そう!
・いよいよ実戦!
>第一希望の企業の前にいくつかの企業を受けよう
>受からなかったとしても挫折しない。会社が自分に合っていないと考えて計画を練り直す!
最後に会社紹介で締めくくられました。
【講演2】
敬島 治氏
(F59:株式会社 デンソーテン 執行役員 CI技術本部長)
演題:「就職を考えている皆さんへ」
【質問する学生】 |
・自己紹介~デンソーテン紹介
>社名の由来「テン」について紹介しながら、企業理念・歴史、風土を知ることの大切さを話された。
・就職とは
>人と関わりながら社会に貢献するとともに自らの生計を維持し、自己の生きがいを充足させる場
>自分の想い(夢・希望・将来像)を大切に
>インターンシップ、先輩からの情報、企業説明会の活用
・企業はどんな人材を求めるか
>元気な人
>姿勢:「主体性」「挑戦」「責任感」、行動:「課題認識」「問題解決」「協調」
・就職活動についてのアドバイス
>就職に対する自分の想いを整理整頓
>候補企業・自分をよく知る
>選考にあたって重視される点
上記の姿勢や行動に加え、「コミュニケーション能力」「ストレス耐性」等。
>面接の場面
はっきり、自分の言葉で自分を語る。相手のレベルを考え、理解してもらうことが大事。
最後に、ご自身がどのような業務に就いても「エンジニアである」ことを忘れずに行動していることを紹介し、自分の想い(夢・希望・将来像)を大切に、新たなステージに向け悔いの無い活動を期待しますと締め括られました。
実施しましたアンケート(177名回収)では、
・就職に関して、就活の講演や説明会では聞けないような実際の卒業生のお話や当時の思いや経験を聞くことができ、有意義な時間になりました。
・青野さんの話で、PDCAが出て来たのに驚きを感じたが、お話を聞き納得をすることが出来ました。
・自己分析や企業分析が大切なのは以前から知っていたが、よいタイミングで再認識ができた。
・就職は入るときも大変で頑張らないといけないが、入ってからの努力が大切で、主体性や、挑戦することなど、自分から行動を起こすことが大切だと思った。
・進路がぼやけている状態ではあるが、自分がどういうことをすべきかという点が参考になった部分がとても多かった。
・青野さんが営業から開発に変わられた話はよかった。お客様が必要としているものを自らが体感することで、それにあったものを作るという理念が非常によかったです。
・自己分析の方法、企業研究の方法やインターンシップの意味など、新しい発見があり有意義でした。
・第一希望は、大手企業で就活の自信をなくしていましたが、お話を聞いて挑戦する勇気が沸きました。
・面接官側の気持ちや考えなどを知ることができたので、就活における不安が少し減りました。
など、「新しい発見があった」「自分の進む道がはっきりした」との回答が多く寄せられました。
一方、
・もう少し、年齢や専攻の近い方からの具体的な体験談を聞けたらよかった。
・転職などの話を聞きたい。転職経験のある人の話も聞けたらより多くの発見があるかもしれない。
など、次回に向けた検討事項も寄せられました。