機械工学専攻博士前期課程2年生の井田紀帆佳さんが令和6年度の溶接学会奨学賞を受賞

この賞は,溶接・接合分野へのより強い関心を促し,次世代の溶接・接合研究者,技術者としての発展と溶接学会での今後の活躍を期待して学生に対して授与される賞です.井田さんは,摩擦圧接において接合端部直径が異なる時の接合を行う場合,良好な継手が得られる圧接条件をどのように設定変更するのかという,接合端部直径が異なる際の圧接条件の選定指針確立のため,エンジンピストンの耐久性向上のために適用が提案されているA6061とAC8Aとの中空材同士を対象として検討を行いました.そして,どのように圧接条件を設定変更すれば良いかという極めて重要な知見を見いだしました.工学的,工業的だけでなく,実用的にも大変有益な手がかりを得たものであるため,更なる展開が期待されます.

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