工学研究科化学工学専攻 岸肇教授らの共同研究論文がWiley社のJournal of Applied Polymer Science, Vol.141, Issue 19 (2024)のCover Imageとして採択されました
大阪産業技術研究所森ノ宮センター 桑城志帆氏(本学工学研究科化学工学専攻2017年3月博士前期課程修了)らと工学研究科化学工学専攻 岸肇教授との共同研究論文 ”Higher order structures and toughening mechanisms for simultaneously polymerized polymethacrylate/polyurethane” (https://doi.org/10.1002/app.55315)がWiley社のJournal of Applied Polymer Science, Vol.141, Issue 19 (2024)のCover Imageとして採択されました(https://onlinelibrary.wiley.com/toc/10974628/2024/141/19)。本論文では、メタクリレートモノマーとウレタンプレポリマーの同時重合により強靭な非晶質ポリマー/結晶性ポリマーブレンドの調製に成功しました。数マイクロメートルサイズの球晶と約100nmサイズのエラストマー相がポリメタクリレートマトリックス中に分散する高次構造が形成され、この高次構造が負荷時のき裂進展抵抗をもたらし強靭化する機構を光学顕微鏡および電子顕微鏡により明らかにしたものです。