機械工学専攻博士前期課程2年生の山下時哉さんが令和5年度の溶接学会奨学賞を受賞

機械工学専攻博士前期課程2年生の山下時哉さんが令和5年度の溶接学会奨学賞を受賞しました. この賞は,溶接・接合分野へのより強い関心を促し,次世代の溶接・接合研究者,技術者としての発展と溶接学会での今後の活躍が期待される学生に対して授与される賞です.山下さんは,Al系材料と汎用ステンレス鋼であるSUS304との摩擦圧接継手に対して様々な熱処理を施し,Al系材料の含有元素であるMgとSiとが継手強度に対してどのような影響を及ぼすのかを実験的に明らかにしました.この結果は,Al系材料とSUS304との異材継手が高温環境のような過酷環境下で活用可能であること,活用期間はAl系材料の種類に依存するものの金属間化合物の生成・成長には継手の接合条件に依存しないなど,極めて重要な手がかりを得たものです.今後の展開が期待されます.

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