The 9th TKU-ECUST-KIST-OMU-UH-IHU-KMITL-UTAR-TNU-HUFI Joint Symposium onAdvanced Materials and Applications (JSAMA-9)(先端材料とその応用に関するアジア 10 大学による合同シンポジウム)開催報告
2023 年 9 月 1 日,姫路工学キャンパス A 棟(A101 及びロビー)にて,アジア 10 大学で構成する JSAMA-9 を開催した.本学は 2019 年の台湾 TKU での開催から参加校となり,当初は翌 2020 年に本学で開催予定だったが,コロナ禍のため,今年まで延期されていたものである.本会議は,材料分野の研究発表と議論を通じた各大学の研究者間の交流,学生や若手研究者の育成,アジアから世界に向けた成果発信を目的としたものである.
今回は,海外から 35 名,国内から 70 名(うち本学教員 24 名,学生 29 名)の参加と,口頭発表 20 件,ポスター発表 65 件の発表があった.国内外ともに学生の発表が多いことが大きな特徴である.
オープニングでは,畑副学長よりご挨拶を頂いた後,設立者の安保先生(大阪府立大学・元学長)より本会議の歴史と趣旨のご紹介を,また参加校の代表よりご挨拶を頂いた.その後,5 件の基調講演と 10 件の招待講演では,有機材料から金属材料,電子材料などを含む幅広い分野における各大学での最先端の研究が紹介され,アジア地域の材料分野での先端性と活発さを感じさせた.
主に学生さんによるポスター発表では,教員・学生を問わず,熱のこもった議論が印象的であった.そのため,65 件の発表のうち,当初の想定を超える 32 件を優秀発表として表彰した.なお,本学学生 8 名も受賞した.
全体を通して,参加校の第一線の研究者や学生から最新の成果発表があり,活発な議論や情報交換が行われ,研究者や学生間の交流が深まるとともに,一参加者としても大きな刺激を受けた.なお,来年は ECUST(上海)が当番校となり,11 月ごろに開催される見込みである.
最後になりましたが,本会議をご支援頂きましたことに厚く御礼を申し上げます.
JSAMA-9実行委員長 藤澤
発表風景