機械工学専攻博士前期課程2年生の玉越悠暉君が令和3年度溶接学会奨学賞を受賞
機械工学専攻博士前期課程2年生の玉越悠暉さんが令和3年度の溶接学会奨学賞を受賞しました. この賞は,溶接・接合分野へのより強い関心を促し,次世代の溶接・接合研究者,技術者としての発展と溶接学会での今後の活躍を期待して学生に対して授与される賞です.玉越悠暉さんは,接合中にばり割れを生じることが原因で直接材料が極めて難しいAl合金(A7075)と軟鋼(S15CK)との摩擦圧接に対し,両者に対して比較的接合性が良い純Tiを挿入材として3種類の材料の同時摩擦圧接を行い,その接合現象を詳細に観察するとともに接合部から破断しない良好な継手を得るための適切な圧接条件と接合端部形状を見出すための検討を行いました.この結果は,接合性のよい材料を介して同時摩擦圧接が可能であるという,工学的,工業的にも大変有用な接合方法に繋がる結果を得たものであり,今後の展開が期待されます.