会員だより 「シリコンバレーの企業への就職体験」
私は1995年に電子工学科を卒業しました。
学生時代はアルバイトに精を出していたこともあり、1年留年をしました。
就職氷河期で新卒採用の就職活動の時期はほぼ終了していたため、市販の転職雑誌に載っていた「カリフォルニアに2年行ってみませんか?」のキャッチフレーズに惹かれて受けたアメリカの半導体製造装置の会社に就職することになりました。世界の半導体の工場に機器を入れた後に保守をするフィールドエンジニアを育てるために、本国の工場で経験を積ませるというインターナショナルプログラムで私は採用されたということがわかりました。日本、中国、韓国、台湾、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア等から採用された人が来ていました。英語の授業にも週に2回就業時間中に通わせてもらうことができ、入社時にはTOEIC がなんと350点しかなかった私も帰国時には700点を超えるようになりました。大学では落ちこぼれでしたが、図らずも、シリコンバレーのど真ん中で2年間の経験を積ませて頂くことができました。
その後帰国してフィールドエンジニアを経験後、同じシリコンバレーに拠点を置くインターネット通信機器の会社に2回転職して今に至ります。横浜に住んで都内に勤めるようになって四半世紀が過ぎました。今でも大学の書写キャンパスに加古川から車で通った日々とアメリカでの2年間が懐かしいです。
弓削高広(F07)
会社のクリーンルームで製造装置の最終検査・出荷準備中
左から、私、中国からのエンジニア(精華大学卒)、現地採用のベトナム系アメリカ人
長期の休みをとって会社の同僚とグランドキャニオンへ
左からドイツ人、イタリア人、ドイツ人、私
弓削様
インターナショナルエンジニアとして素晴らしい活躍ですね。昨日ノーベル賞を授与された真鍋氏は博士号を取得されてから渡米され米国が研究の本拠地だそうです。
私は今でも現役で「転職希望者の人材コンサルタント」をやっておりますが、例えば 米駐在職のようなハイレベルの求人案件には大変魅力を感じ力が入ります。
尚、当ブログを見たのが今日でしたのでコメントが大変遅くなり失礼致しました。