第44回進路・就職指導講演会
令和2年2月14日(金)13時より令和元年度進路・就職指導講演会がA棟(管理・講義棟)1階大講義室(A101)にて13時から開催されました。
今回で第44回目の開催で、社外で活躍されている姫路工業倶楽部の会員から、若手技術者として山陽色素株式会社の尾鼻遼様(C2008)、経営者として株式会社因幡電機製作所の川口久美雄様(E51)を講師に迎え、自身の進路選択、就職活動、社会参加の意義、就職活動される方へのアドバイスなどについてご自身の体験や経験を交えご講演いただきました。
学部3年生と大学院1年生、先生合わせて177名が参加し、学生の期待も大きく、就職活動開始としての位置づけが定着しております。
最初に豊田理事長から、後援会の主旨ならびに姫路工業倶楽部については活動をまとめたチラシを使って紹介されました。
姫路工業倶楽部は会員相互の親睦と交流の向上を図ると共に、母校の発展を後方より支援してきており、本日の進路・就職指導後援会の共催以外にも姫路工業倶楽部報の発行、姫路工業倶楽部賞として優秀学生の表彰、キャリア支援懇話会の開催等を紹介すると共に、卒業したら現在4支部の活動にも参加を呼びかけられました。
【講演Ⅰ】 「就職活動~社会人」
講師:山陽色素株式会社
技術開発部第3グループ
尾鼻遼氏(C2008)
・山陽色素の事業内容に加え、所属しているグループの業務について紹介された。
・就職活動として、どういう企業を受けるか 、何を重要視するかをご自身の経験から対策を交えてお話して頂きました。
・学生時代の研究と企業での開発業務の違いについては、限られた時間の中でいかに効率よく仕事をするか、コスト意識の重要であるが、仕事を始める上で責任感がある、信頼されることが重要と思う。
・就職活動をされている皆さんへ、残りの学生生活、しっかり勉強を続けてみて下さい。その経験がこの先の就職活動や社会人になってからも役に立つと思うと締めくくられました。
【講演Ⅱ】 「中小企業経営者としての『私の履歴書』」
講師:株式会社因幡電機製作所
代表取締役会長
川口久美雄氏(E51)
・因幡電機製作所の事業内容に加え、学会での発表資料などを紹介しながら、今までにやってこられたことを話していただきました。
・製品開発のポリシーとして中小企業としてできること、省エネルギーというトレンドや製品開発へのインセンティブの面から、そして経営者としての責任についてもお話いただきました。
・中小企業への就職することのメリット、デメリットだけでなく就職した場合の心得についてキーとなる項目を説明していただきました。
・座右の銘として伝教大師 最澄が書いた 『山家学生式(さんげがくしょうしき)』 という仏教書に登場する「照千一遇」を紹介され講演を締めくくられました。
質問風景
=アンケート結果まとめ=
・両氏の講演を聞いて、よく理解できた、理解できたという回答が99%、96%であった。
・また、話の内容については、非常に参考なった、参考になった方が、94%、81%であった。
・講演の感想では、新しい発見があった、自分の進む道がはっきりした、今まで迷っていたが迷いがなくなったという回答が56%の方から寄せられた。
その一方で、38%の方は特に変わりは無かったという回答であった。
感想、および意見
・実際に社会で働いている人の話を直接聞くことで、自分のこれから先のことを具体的にイメージできるようになった。
・研究室と企業研究の違いを聞けたことが非常に良かった。
・実際に就職した後の業務内容などを聞けて良かった。
・院卒の人と就活で研究開発職を競い合う方法を知れて良かった。
・就職に関して有利に進められる可能性があるポイントが知ることができて参加して良かったと思いました。
・進学の利点についても聞けたので良かったです。
・社会人としての心得を学ばせていただきありがとうございました。
・中小企業に勤めるうえでの利点、不利な点を知ることができ、今後の企業を選ぶうえで勉強になった。
・一部企業では2月に適性検査等を実施しており、開催日程を考慮してほしいという意見もあった。